2020年04月25日

県要請の報道1

毎日新聞に報道していただきました。
ありがとうございます。

https://mainichi.jp/articles/20200424/k00/00m/040/220000c

熊本の医療・介護現場、切迫 消毒エタノール不足3割超、マスク配布3日に1枚…
毎日新聞2020年4月24日 20時23分(最終更新 4月24日 20時23分)

 消毒用エタノールは3割以上の現場で不足し、在庫は平均あと3週間分。マスクが3日に1枚しか配布されない現場もあり、在庫は平均あと8週間分しかない――。新型コロナウイルスの感染が拡大する中、熊本県内の医療・介護従事者の労組でつくる県医療介護福祉労働組合連合会(組合員約2400人)が実施した緊急調査で、現場の切実な実態が明らかになった。同連合会は24日、県に対し、「医療・介護従事者は感染リスクに不安を抱きながら勤務を続けている。医療崩壊を起こさないよう最大限の対応をしてほしい」と訴えた。

労組が緊急調査

 新型コロナウイルス感染者の入院のため、県が確保した病床は38カ所、312床。一方、同連合会によると、厚生労働省の計算式による推計では感染のピーク時の入院患者は3300人、うち重症者は112人に上るとされる。重症者の治療には、人工呼吸器や人工心肺装置(ECMO)の管理に24時間態勢で医師や看護師が従事しなければならず、人員が切迫する恐れがある。

 同連合会は4月7~20日、同連合会に加盟する県内の医療・介護機関17事業所の労組に調査し、うち14労組から回答があった。

 現場でのサージカルマスクの配布は1週間平均4、5枚で、最少は「3日に1枚」だった。「手作りの布マスクで対応している」「破れるまで使っている」といった回答もあった。サージカルマスクの在庫は平均で8週間分だったが、「4月中に在庫がなくなる」という現場もあった。

 調査では、新型コロナウイルス感染者の受け入れについて「マスクや消毒液だけでなく、防護服などほとんどない状況で、どうやって受け入れるのか」「家族に小さな子どもや高齢者がいる人、妊婦は、感染病棟から外してもらえるのか」といった不安の声が上がった。

 さらに、感染拡大を防止するために県や市町村などが実施している臨時休校も、子どもがいる従事者に重くのしかかる。「普段から人員不足の状況で、休校によって休みを取る看護師が出ることで人員不足が加速する。夜勤が労働協約の回数をオーバーする事態が起きている」との回答もあった。ある病院では、職員が県外に出るには許可が必要で「無許可で県外に出て院内感染を引き起こした場合は賠償を求める」などと言われた例もあった。

 これらの調査結果を踏まえ、同連合会は県に対し▽マスクや消毒液などの確保▽PCR検査体制の拡充▽必要な病床数確保――などを要請。その後の記者会見で一二三(ひふみ)美香執行委員長は「現場は肉体的にも精神的にも疲弊している」と窮状を訴え、同席した50代の男性看護師も「職場で感染者が出れば一緒に働く仲間や家族が偏見、差別にさらされるかもしれない」と不安を吐露した。【城島勇人】



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Posted by 熊本県医療介護福祉労働組合連合会 at 11:41│Comments(0)新型コロナ対策
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