2018年12月14日

医師と医療スタッフの増員を

全国医師ユニオンなどが11月18日、都内で医師の働き方シンポジウムを開き、医師の早急な増員を訴えました。
産婦人科や心臓外科の現場で働く医師からは、改善に向けた提案も行われています。

全国医師ユニオンの植山直人代表は「新たな治療法の開発など技術の進歩によって必要な医師数は増大する。医師数抑制の政策は人類の発展を抑え込むのと同じだ」と発言。
医師の働き方改革に関しては国に対し、地域や診療科別の必要医師数を推計して計画的な増員を行うべきだと指摘しました。

聖隷浜松病院(浜松市)の心臓血管外科医である立石実さんは「外科は長時間労働の現場」と前置きした上で、生命維持管理装置の操作を専門に行う臨床工学技士の増員を訴えた。「外科医が手術に専念できる環境を作らなければならない」と話し、専門性を持ったスタッフを増やすことの重要性を指摘していました。

NPO医療制度研究会の本田宏副理事長は「臨床工学技師は米国では給与が高く、人気のある職業。日本では看護師よりも収入は少なく、配置基準も定められていない。安定して働けないと不安を持つ技師もいる」と発言、医師不足対策のためにも体制整備が必要と語った。

<18.11.20連合通信より>



Posted by 熊本県医療介護福祉労働組合連合会 at 20:47│Comments(0)
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
 
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。